誤解されやすい不動産投資

収益物件投資
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10月4日にヤフーニュース(毎日新聞)より配信された【高年収外資系社員「もう一つの安定収入」を目指す理由】

ヤフーニュースで配信されましたので、記事を読まれた方も多かったのではないでしょうか?

(内容を要約すると)

外資系企業社員のAさん(46)は、現在の年収は高水準ながら、日本企業のように終身雇用が約束されているわけではないため、将来に不安があり今から安定収入の道を確保したいと考え、安定収入源として不動産投資に注目しました

投資用の賃貸マンションを購入し、毎月の賃料収入が確保できれば、将来への安心感が増すと考えました

不動産投資で高い収益を得るには、なんといっても優良物件を選ぶことが肝心

Aさんは、都心の立地で最寄り駅に近く、築年数が比較的新しいなど、資産価値が安定していそうな物件を見て回った

さらに、不動産会社の物件広告や新聞の折り込みなどを読み込み、マンション価格や賃料などの相場感覚も養った

また、現在の年収から考えると、どの程度の金額の物件を買えばいいのかについても検討を繰り返し眼鏡にかなう物件を見つけ出すことができた

不動産会社の担当者によると、賃貸利回りは購入価格の3%程度だという

銀行の融資担当者によると、現在の年収から判断して、購入資金の全額融資も可能で、条件は35年融資で貸出金利1%程度だという

利回り3%で運用できれば、全額を借り入れて収支は回ることになる

投資利回り3%の物件の場合、購入資金の80%を借り入れ、自己資金を20%に抑えれば、5分の1の投資資金で3%の運用ができるため、計算上の利回りは15%に跳ね上がる

借入金の金利1%を差し引いても、実質的利回りは11%になる

 

ここまでが記事の内容となりますが、ツッコミどころ満載の記事になっています!

 

検討を繰り返し、理想の優良物件を見つけたとのことですが、表面利回りがたったの3%

属性が良いので本当に貸し出し金利が1%だとしてもイールドギャップがたったの2%

※イールドギャップとは『物件の表面利回り』から『借入金利』を引いた差のことを指します

新規取引で貸し出し金利1%というのもかなり怪しいです

イールドギャップが2%しかなければ、元本返済・管理費・補修費・固定資産税、また満室が続くことはありませんので、35年間毎月給料から赤字分の補填が必要になるはずです

不動産投資により将来の安心感を得たいとのことでしたが、毎月赤字補填する為に働き続ける必要がありますので、安心感どころか不安しか生まないでしょう

また最後に『実質的利回りは11%』と謳っていますが、自己資金に対する全体のリターンから計算しています

不動産投資家はこのような計算方法で実質的利回り11%と言うことは無いです

 

このようなムチャクチャな内容の記事なのでコメント欄も荒れていました

 

不動産投資に興味があり記事を読んだ人は、やっぱり不動産投資は怪しい、儲からないと感じたと思います

ただでさえ誤解を受けやすい不動産投資ですので、正確に分かりやすい記事を書いて欲しいと思いました

大手新聞社の影響力は大きいですからね (ーー゛)

 

本日も最後までご覧頂きありがとうございました

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